子供の裏側矯正は何歳からできるの?
子供の歯並びに対し、矯正治療を行うことを検討する保護者の方は、非常に多いです。
しかし、幼少期に子供の矯正を行った場合、周りの子から、からかわれることを心配する保護者の方もいます。
そのような悩みに対応している治療法が、歯の裏側から行う矯正です。
では、この矯正は何歳から治療可能なのか、そして、幼少期から治療を行うメリットや相場についても紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
子供が矯正治療を受けられる年齢とは?
歯の矯正治療を幼少期から開始している方は多いです。
早い方だと3歳から治療をしています。
歯の矯正治療を行う際は、矯正装置の装着時などに、口を大きく開ける必要があります。
このような作業は、医師だけでなく、治療をされる側の協力が必要不可欠です。
そのため、医師とコミュニケーションを取りながら治療することが大前提となり、3歳未満の場合は断られる可能性があります。
幼少期で治療を行う場合、8歳頃が理想的といわれています。
幼少期の矯正治療では、骨格が全て完成していないため、骨格の成長を利用しながら治療を行うことができます。
この治療は、成人になってからではできないため、幼少期のうちに矯正を決断することが大切です。
また、すぐに矯正治療を行いたいと考えていても、医師の診察により、適切な時期ではないと判断された場合、様子を見ながら経過観察することもあります。
そのように判断された場合は、焦らずに適切な時期を待つようにしましょう。
一人一人骨格の成長が異なるため、周りと矯正するタイミングなどを比較しないことが大切です。
また、幼少期に歯並びの治療を検討しない場合、歯並びが悪化するだけでなく、骨格も悪くなる可能性があります。
幼少期に治療を行えば、歯並びと骨格も綺麗になるため、矯正治療を後回しにしないことが大切です。
幼少期から治療を行うメリット
幼少期から治療を行った場合、治療期間が短くなるメリットがあります。
幼少期の歯は、成人した歯に比べて動かしやすい特徴があり、矯正装置を正しく装着すれば、短期間で歯並びが綺麗になります。
また、幼少期の矯正治療では、通常の表からの矯正以外に、歯の裏側から治療する裏側矯正を選択することも可能です。
前から矯正装置が見えないため、周りからの視線や、からかわれる心配もなく、安心して治療をすることができます。
また、成人してから治療を行った場合と比較して、治療費を安く抑えることができるため、幼少期の方がお得に歯並びを綺麗にすることができます。
また、幼少期に矯正治療を行う場合、永久歯が全て生えていない場合があります。
そのような場合は、これから生えてくる歯のスペースも考えながら、治療を進めてくれます。
そのため、治療後に生えてきた歯で、歯並びが悪くなる心配がないため、安心して治療を進めることができます。
また、幼少期での治療は、歯並びと一緒に骨格も整えられるため、将来かみ合わせなどに悩む心配がありません。
そして、幼少期に治療を行っておけば、将来大人になった時に、歯並びのことでコンプレックスを抱えることがありません。
子供の将来まで考え、コンプレックスを感じる前に、治療を行うことを検討する保護者の方は、年々増えています。
歯の矯正治療にかかる費用について
歯の矯正では、治療を行う時期により相場が大きく異なります。
まず、5歳から小学校低学年頃に治療をする場合、相場は40万円前後といわれています。
次に、小学校高学年頃に治療を行う場合は、60万円前後が相場になります。
年齢が低いうちに治療を行った方が、お得に治療を行うことができますが、医師の判断による適切な時期に治療を開始することを優先させましょう。
大人になってから矯正治療を行った場合、90万円前後が相場となります。
成人してからの場合、費用が高額になる傾向があるため、費用面からも、幼少期から治療を行うことを選択される方は多いです。
また、矯正治療では、歯並びや骨格の状態により、最も治療に適した装置を装着することになります。
歯の裏側矯正を希望しても、他の治療が適している場合もあるため、一度医師に相談してみることが大切です。
矯正治療では、この他に初診料や定期検診代なども別途必要になるため、総合的な見積もりを出してもらい、検討することが大切です。
また、通常の表から矯正するのではなく、歯の裏側から矯正を希望する場合、料金が高くなる傾向があります。
矯正治療では、保険適用外となるため、全て自己負担になることを考えた上で、検討するようにしましょう。
矯正治療は、治療後も定期的に診察が必要になります。
そのため、医師との相性も大切です。
全てを総合的に判断した上で、治療を行うか決めるようにしましょう。
歯の矯正治療は、幼少期から行った方が、歯が動かしやすく、短期間で歯並びを綺麗にすることが可能です。
また、成人してから治療を行うよりも、費用を安く抑えることもできます。
子供でも、3歳から治療を行うことも可能ですが、5歳から8歳の期間に治療を行う方が多く、治療にも最適な時期といえます。
また、歯の裏側矯正をすれば、周りから気づかれずに治療ができるため、思春期の子供の矯正治療として人気が高いです。