裏側矯正は舌の動きの邪魔にならない?
裏側矯正なら、外から見えないというメリットがあるから思い切って始めたい、そう思う人は男女問わず多いのではないでしょうか。
しかし表側とは違い、裏側は舌に直接触れるものです。
きちんと話せるのか、ご飯はいつも通り食べられるのかなど、始めるに当たり心配も出てきます。
始めは話しづらいと感じる人が多い
矯正装置が歯の裏側に付いていると、どうしても舌に当たってしまうため、矯正を始めたての人は、やはり話しづらいと感じる人が多くいます。
口の中に器具があるのですから、何もないときと同じようにとはいかないものです。
特に「さしすせそ」が言いづらくなったと感じる人が多いようで、日本語同様、英語の発音にも影響は出てきます。
舌の可動範囲が狭くなってしまうのは、裏側矯正にとって避けては通れない道です。
しかし本来、矯正装置は舌の正しい位置や動きを邪魔するものではないのです。
もともと持っている舌の動かし方の癖を変えなければならないため、話しづらいと感じる人がいるのです。
反対に、装置があるお陰で、話すときの舌の位置が正しい位置へ誘導されるというメリットもあります。
また、歯並びが悪いことで、もともとの話しづらさにつながっていたり、発音が悪くなっている人もいます。
そういった方が、矯正装置を付けたことにより、より話しづらいと感じた場合でも、歯並びと共に改善されていくというメリットがあります。
「いつかは慣れる」と割り切りましょう。
実際、段々と話し方も慣れてくるものです。
何より、裏側矯正は笑っても話し相手に矯正装置が見えません。
その最大のメリットを生かして、周囲の人とこれまで同様楽しく過ごしましょう。
食事の際もこれまでとは少し違うと感じる
また食事の際も、舌の動かし方がいつもと違うと感じる人も多いです。
舌は喉の奥につながっているため、動かし方によって、食事を飲み込みづらいと感じてしまうのです。
何より裏側矯正は、食事の際に矯正装置に食べ物が挟まってしまっても、食事相手には見えないというメリットがあります。
歯の内側ですから、何か引っかかっても後で取ってしまえば問題ありませんし、授業や仕事の関係ですぐに歯磨きができない状況であっても、そこまで焦らなくても大丈夫です。
しかし表側矯正をしている人は、食事が矯正装置に挟まっていないかが気になって、なんとしてでもすぐに鏡で確認をして歯磨きをしたい、という人が多くいます。
そういった焦りがないのは嬉しいでしょう。
また、カレーなどは表側矯正だと矯正装置が染まってしまいますが、裏側矯正なら例え染まってしまっても周囲の人に気づかれることはありません。
数日~3か月で慣れてくる人が多い
話しづらいと感じるのは、個人差はありますが1~3か月ほどで慣れてくると言われています。
人前で話す仕事をしている人などは、気を付けてゆっくり話すなど、少し工夫が必要になりますが、人前で話すからこそ、周りから矯正装置が見えないというメリットは大きいです。
矯正装置を着にすることなく堂々と話すことができるため、ちゃんと話している内容に集中してもらえます。
思春期の子たちも、表側矯正だと何かと他人の目を気にしてしまうかもしれませんが、裏側矯正ならその心配もありませんし、親御さんとしても金額が高い矯正を、子どもが気分よく矯正してくれると嬉しいものです。
また、食事も数日で慣れてくると言われています。
矯正を始めてから慣れるまでは、柔らかい食べ物等で、飲み込む際に舌の位置のコツをつかむようにしましょう。
慣れてきても、口内炎が気になるなど、もしかすると矯正装置を付けていないときとは違う現象が起こるかもしれません。
少しでも気になることがあるときは、遠慮せずにかかり付けの歯科医に相談しましょう。
最近では、薄い矯正装置を使用する東京の歯科も増えてきています。
数ある東京の歯科のどこで矯正をしようか迷っている人は、薄い矯正装置を付けてくれる歯科を探すのも一つの手です。
裏側矯正を始めた数日~数カ月は違和感がある人もいるかもしれません。
しかし、口の中に装置が入っているため、ある程度の違和感は仕方がないことと割り切りましょう。
実際につけて生活してみるまでは、違和感がどの程度かはわかりません。
しかしもし違和感があったとしても、いつかは慣れるものだと知っておけば、その日が待ち遠しいと感じられるでしょう。
そして裏側矯正をしている人は、日々綺麗な歯並びへ近づいているのは紛れもない事実ですのでポジティブな気持ちで過ごしましょう。