滑舌が悪いのは歯並びが悪いのも影響している?
スムーズにおしゃべりできる人を見ると羨ましくなってしまうことはありませんか。滑舌が悪い人もいますが、それは歯並びが悪いことが影響しているのかもしれません。歯列矯正を行うことで、話しやすくなる可能性があります。今回は、歯並びと滑舌の関係性についてお話しします。
どのような状態だと話しにくいのか
歯並びは人によってかなり違いがありますが、一体、どのような状態の人は話しにくくなってしまうのでしょうか。いろいろなパターンが考えられますが、受け口で下の歯のほうが上の歯よりも前に出ている人は話しにくいです。うまく発音することが難しいですし、上唇をかむ癖があったり舌を突き出したりする人も多いです。
歯と歯の隙間が大きく開いているすきっ歯の人も上手に話をすることが難しいでしょう。さ行など発音することが苦手な言葉があり、うまく発音できなくて相手に何度も同じことをいい続けることがあるかもしれません。見た目もよくありませんが、すきっ歯は歯が生えている本数が少ないので隙間ができてしまいます。
このような状態の人は、人一倍話をするときに苦労しているといっても過言ではないかもしれません。どちらも話しにくいですし、見た目も決してよい状態ではありませんのでコンプレックスになっている人も少なくないでしょう。
見た目があまりよくない上に、うまく話をすることもできないとなると人間関係にも何らかの影響が出るかもしれません。発音することが苦手な言葉がなくなり、見た目が改善されると自分に自信もでてきますから、放置しておかないほうがよいでしょう。
歯列矯正することで格段に発音しやすくなる
うまく発音できない人は、そのままの状態で放置し続けることはやめたほうがよいでしょう。歯列矯正することで歯並びが改善すれば受け口やすきっ歯などが解消されますので、今までと比べると格段に発音しやすくなります。滑舌の良し悪しは歯並びが主な原因といえますので、もっとスムーズにおしゃべりできるようになりたいと思っているのならば、矯正歯科へ行ったほうがよいです。
出っ歯や受け口というように顎を大きく動かさないといけない場合であっても治療で改善できます。単に治療が終わればすぐに発音しやすくなるとは限らないのですが、治療前と治療後とでは全然違うと感じるかもしれません。長年、滑舌が悪い状態でいる場合は治療後に発音のリハビリをしないとスムーズに発音できないこともあります。
これは、長年にわたって悪い癖が身に付いてしまっているためなので、この悪い癖を治さなくてはなりません。歯列矯正だけでは難しいこともありますが、矯正歯科へ行って歯科医と相談して綺麗に発音できるようにしませんか。矯正歯科で治療すれば、歯列矯正が終わった後に綺麗に発音できるように訓練もしてくれるでしょう。
舌の使い方まで気を配らないとうまく発音できないでしょうから、なかなか簡単にスムーズに発音できないかもしれません。もちろん、これは人によっても違いがあり、歯列矯正するだけで発音しやすくなる人もいますので必ずしも訓練が必要とは限りません。
治療するならなるべく早めに始めたほうがよい
できることなら子どものうちから矯正歯科へ行って治療して、早めに歯並びを改善しておいたほうがよいでしょう。悪い癖をつけてしまってそのまま大人になってしまうと、そこから訓練するのは大変だからです。もちろん、大人になってから治療しても滑舌を改善させることはできますが、長年の悪い癖を治さなくてはならないのでかなり苦労するかもしれません。
また、成長期を利用したほうが顎も歯も動きやすいので歯を抜くことなく治療できるかもしれません。歯の本数が少なくなるとすきっ歯の原因にもなりますし、子どものうちから治療を考えたほうがよいかもしれません。大人になってから治療しても構いませんが、しゃべりにくいと感じているのであれば早く治してしまいましょう。何歳くらいから治療をスタートすることがよいのかわからないので、困っている親御さんも多いかもしれません。
子どもが嫌がるから治療をあきらめることがあるかもしれませんが、子どもがしゃべりにくそうにしていると感じているのであれば早めに矯正歯科へ連れて行ってみてください。人によっても最適な治療時期が違いますので、歯科医が治療したほうがよいと判断した時期から治療をスタートさせるのがよいでしょう。
人一倍、自分は滑舌が悪いと感じている人は歯並びが悪いことが大きく影響しているといってもよいでしょう。綺麗に歯が生えそろっている人はスムーズに話ができますので、早めに治療して楽に発音できるようにしませんか。歯列矯正するとなるとそれなりに時間も費用もかかってしまいますので、抵抗感がある人は決して少なくありません。
しかし、滑舌が悪い状態を放置しておくといろいろと支障が出るでしょうし、周りの人のためにも早めに治療してうまく話しができるようにしたほうがよいでしょう。