裏側矯正に慣れるまではどれぐらいかかる?
歯の矯正治療を行うとき、これまでつけていなかった器具をつけて生活することになります。
まず違和感を感じない人はいないでしょう。
しかしこのままこの器具と生活を共にしなければいけません。
治療をしている人がどんな生活をしているのか気になるでしょう。
通常は1週間から2週間ぐらいかかる
転職や転勤、引越しなどをするといろいろと環境が変わりますが、新しいことが新鮮と感じる人もいれば、これまでの生活を続けていた方が良かったと感じる人もいます。
変化を好まない人にとっては生活に変化があるとしばらくは違和感を感じながら生活する必要がありそうですが、どれくらいの期間違和感を感じ続けるかです。
早い人なら数日から1週間ぐらいかかるかもしれませんし、長い人なら1か月経過してもまだ違和感を感じる時もあります。
ただ、一般的には2週間ぐらい経過してくると少しずつ普通通りに生活できるようになります。
最初の1週間は様子を見ながら生活をしますが、次の週で前週の状況などと比較しながら生活ができ、先週よりも少しずつ気にならなくなっていることがわかります。
裏側矯正の治療を受けた時も同じようなことがあります。
それまでないものを口の中に装着しますし、舌に良く当たる器具になるので、取付けた直後からしばらくは常に違和感を感じた状態になるかもしれません。
慣れるまではどれぐらいかかるかですが、人によって異なるものの1週間から2週間ぐらいで装着しているのが当たり前の状態になってきます。
舌を動かすと器具などが当たる感覚などがありますが、最初はその加減が分からなくて痛くなったりするかもしれません。
でも2週間も経てば器具のどこに舌を当てれば痛みがないとか、痛みの強さなどもわかってきます。
最初は寝ているときに突然起きるなどもありますが、それらも無くなってきます。
普通に話せるようになるのに一定期間かかる
自分自身が始めて話したときのことを覚えている人はいないでしょう。
最近の親は動画などで子供の成長記録を残したりしていますから、生まれた時や、初めて立った時、そして話をしたときなどの動画が残っているかもしれませんが、それを見たとしてもその時の状況が分かる人はまずいないでしょう。
その後徐々に言葉を覚えていき、日本語の文法なども知らないうちに身につくようになり、英語などであれば単語や文法を頭で整理した上でないと話せないときもありますが、日本語なら頭で考えたことが自然に言葉として表現できます。
そんな生活を何十年も行ってきたときにあることをすると途端に話しづらくなるときがあります。
それは歯列矯正の裏側矯正をしたときです。
歯列矯正では歯に矯正具を装着しますが、裏側に行うときは常に舌に当たる状態になります。
通常話をするときは舌を無意識に上の歯の裏側や下の歯の裏側に当てますが、歯列矯正をすると器具があるので痛みがあったり違和感があって、無意識に話そうとしてもなかなか話すことができないでしょう。
相手に言葉を発すること自体は装着後もそれなりにできますが、流ちょうに話せるわけではなく、片言の日本語を話しているような話し方になるときもあります。
慣れるまではどうしても一定期間はかかるかもしれません。
無理をすると舌を器具で傷つけやすくなるので、少しずつ装着前のスピードで話せるようにしましょう。
食事中や食後に感じる違和感はどうなるか
食事をするときに心がけたいこととしてよく噛むことがあります。
早食いの人は食べてすぐほとんど噛まずに飲み込む人もいます。
食べ物は必ずしも噛まなくても消化や吸収はできますが、そのままの状態だと食道や胃に負担をかける可能性がありますので、早食いの癖がある人はできればよく噛むような習慣に改めた方がいいでしょう。
しかしいざよく噛むように食事をしようとしても、何十年もその方法を取ってきたのに、急にある時からもっとゆっくりと言われても難しいでしょう。
それくらい習慣化した生活を変えるのは難しいと言えます。
では裏側矯正の治療を受けた時に食事の仕方で慣れるまではどれぐらいかかるかですが、器具が装着されているので、かなり頻繁に食べ物が引っかかります。
ただ裏側に装着しているので、舌で引っ掛かりを取ることができるので、表側に装着するときよりも取れやすいかもしれません。
普通に食事ができるまでには数日から数週間かかる可能性もあります。
食後に違和感を感じやすくなるため、歯磨きの頻度が多くなるかもしれませんが、違和感を感じた時はどんどん歯磨きなどをしてきれいに保つようにしましょう。